時のながれ

近所をうろうろしていても 遠くへ旅をしていても
ふと目がとまる光景は似ている。
それが人の好み、個性といわれる類いのものなのだろうか。
近所でみつける旅
旅先でみつける近所
どちらもきらきらしていて、継続している時間のほんの一瞬そこにあったもの。
風のゆらぎ、光のゆらぎ
1秒以下の時間に、これほど濃密で多くの変化があると感じることができる。
写真を撮っているからこそ知ることのできる世界だと思う。
1秒以下なのにとても長く感じる時間
数十分にも及ぶ継続した時間なのに、わずかな時に感じる時間
実際の時の流れと体感の時の感覚は得てして合致しないようだ。

big issue 12/1発売号に掲載されてます

leica x1 美瑛

よく駅前などで ビッーーグ イシューーー って
おじさん達が雑誌を手で掲げて売っている光景 見たことありませんか?
「ホームレスが売る雑誌 ビッグイシュー日本版
1冊300円で販売。160円が販売者の収入になります」
という雑誌。http://www.bigissue.jp/
タイアップ記事が殆どなカタログ化している昨今の雑誌群の中で
販売収入と基金、そして様々な人々の協力によって成り立っている、とても中庸で健全な雑誌。
もちろん掲載依頼されたひとたちには 原稿料がきちんと出る。
「広告掲載について」の告知もなかなか面白い。http://www.bigissue.jp/ad/index.html
156号12月1日号は 表紙がキャメロンディアス。
「12月、12の贈り物」
という特集記事。そのなかの一人として私の写真を掲載していただいている。
サイトからも写真見ることできますが、印刷でどうぞ。
手に取って物として。販売場所はこちら http://www.bigissue.jp/sell/index.html
そして他の11名の方の贈り物にも是非目を通して下さい!
今時珍しい読み応えのある記事が毎号たくさん載っている雑誌です。
ぜひ これを機に愛読してください^^
さて、みなさまにとってのおくりもの どんなものなのかしら?
big issue HPより転載
「12月、12の贈りもの」
あの人には何をあげよう?
12月は贈りものの季節だ。素敵にラッピングされたプレゼントを開ける時のわくわく感。
贈りものは考えている時間も楽しい。
しかし、ひるがえって考えてみれば、私たちは自然や社会から日々さまざまな贈りものを受け取っている。
一人ひとりの人生も元はといえば、この広い宇宙からのプレゼント。
今は薄れてしまったが、かつて人間はそのことに感謝して、神や自然に捧げものという「純粋贈与」をしていた。
そこで今、私たちが日々受け取っている「贈りもの」への「捧げもの」としてのエッセイを、各分野のみなさんにご執筆いただいた。
世界とあなたをめぐる12の贈りものに感謝。
林 公代          宇宙からの贈りもの
滝田 明日香        動物からの贈りもの
hana           あの日からの贈りもの
藤田 雅矢         植物からの贈りもの
さとう 俊         海からの贈りもの
編集部           炎の贈りもの
香山 リカ         心の闇からの贈りもの
枝元 なほみ        旅の贈りもの
やなぎ みわ        アートという贈りもの
浜 矩子          グローバル市民の贈りもの
茂木 健一郎        人生という贈りもの
ウィスット・ポンニミット  無償の愛

今、そして3年先の稽古 GXR+A12 28mm

GXR+A12 28mm

「いま強くなる稽古と、3年先に強くなるための稽古と、両方をしなくちゃならない」(千代の富士)
どういう状況で千代の富士関が口にしたのかはわからない。
目先のこと、そして3年先にむけての積み重ね。
ついつい目先のことばかりに興味やパワーをかけることが多い日々。
一見 無駄、無意味なもののように見えたとしても
それを続けることで3年先、5年先になにかができあがっていくのかもしれない。
赤ちゃんが立って歩くようになるまでに
寝返りをして、はいはいをして、つかまり立ちをして と
毎日毎日同じことをくりかえしているようで
少しずつ成長していく感じと似ているのかもしれない。
私も日々の目先のことだけでなく、もう少し長いスパンでものを捉えていくようにしたい。

ジョー奥田さんと歩く明治神宮と1歳の子

leica X1

『ジョー奥田 http://www.joeokuda.com と歩く明治神宮』
お弁当、飲み物持参のこと。
明治神宮のおすすめスポットを案内しながら皆で森を散歩してお弁当を食べます。
ネイチャーサウンドアーティスト・プロデューサーという肩書の ジョー 奥田 (Joe Okuda)  http://www.joeokuda.com さんが主催なさる散歩に参加してきた。
パワースポットとして最近とみに取り上げらる明治神宮。
そこを庭のように散歩なさって、DVDもだしていらっしゃるジョーさんと歩く会。
ジョーさんは南国の素敵な写真を撮影なさる高砂淳二氏 http://junjitakasago.com/blog/ ともコラボしてDVDを出していらっしゃる。
雨上がりの明治神宮の木立の中はひんやりとしていて、とても気持ちがいい。
歩いて来た道を振り返ってみると、遠くがぼんやりとけぶっているようで、
目をこらしてじっとしていると、体の中をひんやりとした空気がめぐり
すっきりとしてくるようだ。
木立からぽんと飛び出た広場。
お父さんと二人でお散歩中の1歳の素敵な子にあった。
不思議そうに私が近づいてくるのをじっとみつめている。
心の中まで見られているようなまっすぐなまなざしに出会ったのは久しぶり。
撮らせてくれてありがとうございました。また逢えますように!

leica X1