写真展のお知らせ タイトルの想い 5/21-6/5

EOS 1D+50/1.4

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震におきまして、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
被災された皆様の失われたもの、心の傷を思うと言葉もありません。
心からお見舞い申し上げます。
そして、1日も早い復旧・復興をお祈りしています。
震災から1ヶ月あまりたったある日 朝の情報番組に 塩竈の友人が出ていた。
笑顔で語る姿が涙でゆらゆらと揺れる。
放映直後に電話をした。
「とにかく見に来て。」という声に、数日後に一人で塩竈へ向かった。
駅を降りて歩を進めるごとに目に飛び込んでくるのは突如として途切れた日常。
がらんどうの ヘドロの積もった骨組みだけの1階店舗部分。
ぼろぼろになって ゆらゆらと風に揺られている日よけ。
道の端々に ヘドロの中に転がっているコーヒーカップやお皿。
そして震災の時を指したまま止まっている時計。
友人の写真店は駅前から続く商店のある地域だ。
開いているお店はわずか。
その中で 道に大きく旗をたて、
ウィンドウには「元気ですか? 元気でーす!」という言葉が。
もう十二分に頑張っている。
前を見て 少しおどけて 元気でーす! と笑って答える気持ちになりたい
という想いをこめて とのこと。
今回の写真展のタイトルとして この言葉をいただきました。
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2011.05.21-2011.06.05
 10:00-19:00 (期間中 無休)
細田工務店 杉並リボン館(JR阿佐ケ谷駅より徒歩2分)
  杉並区阿佐ヶ谷南3-35-21
  フリーコール 0800-170-7700(9:00-18:00)
 地図はこちら http://tokyo.hosoda.co.jp/see/subwin_map.html
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今回の写真展の企画/運営をしてくださった細田工務店。
仙台において仮設住宅の建設に力を注いでいらっしゃいます。

元気ですか?元気でーす! 塩竈あたりの写真展

olympus E-P2 / 2010.12 okinawa

「元気ですか?元気でーす!」塩竈あたりの写真展
 日時 5/21-6/5
 場所 細田工務店 杉並リボン館 (JR阿佐ケ谷駅より徒歩2分)
 http://tokyo.hosoda.co.jp/see/subwin_map.html map
 塩釜の写真館の柴原氏の震災直後及び前の写真と共に細田工務店杉並リボン館さま の全面的ご協力のもと 今回撮影した作品を展示させていただきます。
 塩竈あたりが前進している様子ぜひご覧下さい。
 7月には塩竃神社の夏のお祭りも行われるそうです!
がさごそとファイルを見返していた。
昨年の12月に行った沖縄の写真を懐かしく見る。
同じ海でありながら、辿って行けばつながる海でありながら
先日塩竈から見た海とはうってかわって
白い泡がぶくぶくとした アワイアオイ色をした海だった。
明日から札幌。
飛行機から見る海はまた広く果てしなく私の目の前に拡がっているのでしょう。
どこまでも、どこにでも繋がって行く海と空。
だからいつまでも いつまでも見ていたいと思ってしまう。

札幌撮影会と塩竈写真展のお知らせ!

hasselblad500C/M+Distagon50mm+Phase One P25

[[[札幌撮影会]]]
  5/15
  札幌にて撮影会と
  私の2冊の本のプロデュースをしてくださった藤田一咲さんをゲストにお招きしての茶話会を開催!
  是非いらして下さい。
  札幌の春、楽しみです!
  申込/詳細は http://bit.ly/joKhHm こちらから
[[[「元気ですか?元気でーす!」塩竈写真展]]]
 日時 5/21.22
 場所 細田工務店 杉並リボン館 (JR阿佐ケ谷駅より徒歩2分)
 http://tokyo.hosoda.co.jp/see/subwin_map.html map
 塩釜の写真館の柴原氏の震災直後及び前の写真と共に細田工務店杉並リボン館さま の全面的ご協力のもと 今回撮影した作品を展示させていただきます。
 塩釜が前進している様子ぜひご覧下さい。
4月末から 塩竈に行ってきました。
現地で写真館をやっている友人の「とにかく見にいらっしゃい!」という言葉に背中を押され、
新幹線、仙石線と乗り継いで、えっちらおっちら一人で行ってきました。
コーヒーや甘い物 そして写真の機材をたっぷりと入れたバッグを下げて。
そう、写真を撮りに行ってきました。
細田工務店の方から帰って来たら写真を展示しましょう!というありがたい申し出をいただき、
さらに塩竈の写真館でプリントしてもうらうことをお願いしました。
義援金ではなく 仕事をして 日常に戻ろうと。
あちらではたくさんにもてなされ、私の方がパワーやエネルギーをもらうばかり。
帰り際に 写真館の友人ご夫妻から
「がれきのない景色を見て、疲れがとれた!」
「温泉で体が軽くなって生き返った!」
という言葉をいただき、今度くるときは パワーやエネルギーそしてたくさんの笑顔を交換できるようにしたいと強く強く思いました。
「なんもなくなっちゃったんだよぉ!」とがらんどうの家を前にして語るおばあさん。
それでも 生きていたから だからよかったと。
生きている、生かされているという当たり前のことが 実はとても貴重で奇跡的なことなのだと。
大切に 大切に生きて行かなくてはいけない。

見たいもの 見たくないもの

leica x1

震災から49日がたちましたね。
七七忌ですね。
ただただ ご冥福をお祈りするばかり。
そして残されたご家族にしあわせがやってくることを祈るばかり。
今日は「アレクセイと泉」の第2回目の上映会。
お客様がいらっしゃる前の 静まりかえった会場。
わずかな明かりのなか、それを反射して椅子が存在を示す。
真っ暗闇じゃない、わずかな光があれば そこからひろがっていくことができる。
塩釜にいってきます。
友人の笑顔、生の声を聞きに。そして友人の故郷の景色を見て撮ってきます。