できることから少しずつ 買い物代行ボランティア

hasselblad500C/M+Distagon50mm+Phase One P25

いったい私に何ができるのだろうか。
義援金を送ったり、防寒着を送ったり。
そんなこともやってみた。
写真を見るココロの余裕ができるまで 愛する日常を取り戻すための時間。
なにかお手伝いできることをと考えていた。
幼い子供たちを育てているとき
日常の買い物、毎日の買い物 というのは思っている以上に大変なものだった。
お散歩ついでに楽しそうに見えるかもしれないけれど
あっちこっちへと行ってしまう子供に目を配りながらの買い物は大変。
地震の影響で物流が滞っているものもある。
午前中に行けば手に入るものもある。
我が家の買い物のついでに、買い物代行ボランティアをやってみようと。
杉並区阿佐ヶ谷近辺で、当日 JR阿佐ケ谷駅と 丸の地線南阿佐ヶ谷駅の間まで
買い物したものを取りにこられる方に限り お手伝いさせていただきます。
買い物代金のみ。
ご要望のある方は こちら http://hana-photography.com/strawberry1/ からご連絡ください。
もやし一袋でも、卵1パックでも。
自分の家の買い物のついでに行くのだから、ご遠慮なく!
ママ達 頑張ろうね!
次の世代を無事育てていきましょう!

日常のふり

気持ちが沈んでいるときに
ベッドに入って 声に出して 「あー幸せ!」とつぶやいてみる。
そして、その日にあったことを思い出して 小さな幸せをいくつか探してみる。
幸せのふり をしているうちに
不思議と幸せな気持ちが満ち満ちてくる というのーてんきなわたしだった。
日常の生活と同じように 朝ご飯を作り、掃除、洗濯をして その日の食材を買いに行く。
帰って来てから カメラを持って もう一度撮りに出かける。
そんな日常のふり をしてみた。
時間はちゃんちゃんと流れていく。
けれど ココロはどこかに置いてきぼりになったまま。
ぽかんと大きな口をあけている。
ココロがからっぽ。
Prayers and love for the world!

夢で逢う そして ライカ

Rollei MiniDigi

ある人の夢を見た。
逢いたい と思っていたのか、思われていたのなら、想いを残してくれているのなら嬉しいけれど。
逢いたいけれど逢えない 気持ちを消化できないまま。
お化けでもいいから逢いたいと思っているのは事実だけれど。
前後 どんな状況だったのかは覚えていない。
その人の香り と 柔らかく優しい声 が聞こえてきた。
「ライカで撮ってみたら意外といいんじゃない?」と。
どうして いきなり ライカ なんて言葉が出て来たのか
そんな不思議なことは置いといて。
目が覚めて、ベッドから出て
まずはライカを取り出してフィルムを詰めた。
久しぶりのシャッター音は指先に優しく響いてくる。
そうか そういうことなんだ。。。

ゆべしと早咲き桜

早咲き桜の立派な木があることを思い出した。
1本中にはいった道だから、わざわざ回らないと通らない道。
うちから本当に1−2分のところだけれど ついでに通ることのない道。
いつも写真を撮りに通らせていただく。
早咲き桜は思った通り 満開となっていた。
気持ちがよくて仰ぎ見ていると 後ろから
「さくらんぼもなるんだよ!」と。
振り返ってみると、桜の木のお家の方が玄関から声をかけてくださっていた。
こちらのお宅はおばあちゃまがよく玄関先に椅子を出して
真っ白なふわふわのわんちゃんと一緒にひなたぼっこをしていて
私の話し相手になって下さっていた。
冬の頃に ベランダに干してあるゆべしをみつけた私に
「息子がいつも作ってくれるんだよぉ!」と誇らしげに話して下さった。
「もしかしたら。。。ゆべしの息子さんですか?ベランダの。」と伺ってみると
「そうですよ、ゆべし作ってますよ。お酒飲みますか?」と
すっと奥に入られて、手の中に大事そうに和紙にくるまれたものを持って来て下さった。
「一つどうぞ!」と。
和紙ごしに ゆずと八丁味噌のいい香りがしてくる。
ゆべしの作り方を伺い、しばしお花の話に花がさく。
ゆべしを丸1こいただいて、お話をして、こんど本を差し上げる約束をして失礼する。
薄く薄く切っておつまみにどうぞとのことだった。
今夜は飲まなくちゃ!
お隣のユスラウメを撮っていたら、またまたご近所のおばあちゃまと。
こちらも知り合いがいっぱいかさなっていて、あーだこーだと1時間。
春のひだまりは ひととの温かな時間ももたらしてくれる。
わざわざ回り道をしてよかった。

空を見 地を見

EOS 1D+50/1.4

ようやく昨日からカメラを持って阿佐ヶ谷を撮り歩きたくなった。
日々のルーチンの買い物の前に ぐるりと遠回りを。
散歩風な写真を撮りたいわけでもないから、撮るこつもなく 目の動くまま 興味のむくままおさめていく。
目的地のない 気の向くままに道を曲がり 行き止まりの路地に入り 行きつ戻りつして進む。
今日もまた よたよた ぼちぼちと
空を見 地を見 そして家々の軒に目をやりながら歩いた。
空は柔らかく ゆったりと微笑んでいるようだ。
風はまだまだ冷たく、冬がもう少しだけのこっていたいような
ちょっと春との綱引きを挑みかけているような。
1週間前はつぼみだった  小米桜が満開となり
あちらこちらに 黄色い花も咲き始めた。
黄色の次は いよいよ桜色。
あわいあわい桃色が
ココロにも 生活にも あたたかく素敵なものを運んできてくれるよう。
強い信仰があるわけでもない。
けれど、祈る 想いを心の中でつぶやく 誰にともなく感謝する
それを繰り返しては 時が流れて行く。
己の無力さ 不甲斐なさを感じる。

prayers for Japan

EOS 1D+50/1.4

facebook http://www.facebook.com/hanaphotography をみていると
世界中の人が心配して祈ってくれている
いつも大きな天変地異は人ごとで せいぜい台風で庭の木の枝が折れた なんていうぐらい。
大きな天変地異が起きて そのために言葉の通じない人々がいのってくれる
それもまた実感の伴わない とても不思議なことが起きているように感じる。
東京はそれほど被害はないとはいうものの
カメラを持って近所を歩けば
ロープが貼ってあって「壁に亀裂!通らないで!」という場所もあれば
商店街の何割かはおやすみか 遅開き 早仕舞い といった有様。
買い物にでるたびに おばあちゃま おじいちゃま方と井戸端会議になる。
孫のお弁当が。。。クスリを飲む水が。。。お米が。。。
ここまで生きてきたのに いいことないよ。。。とか。
そのたびに根拠のない話だとは思いながらも 大丈夫 大丈夫 いいこときっとくるから!と。
自分に言い聞かせるように、おまじないをつぶやくように。
精一杯の笑顔をお互いにかわしながら 手を取り うなづき合う。
それじゃあ また お気をつけて! と明日からも引き続きお互いに元気でいられることを祈りながら
家路へ向けて あちらとこちらへと歩いていく。

狂おしく 愛おしい

leica x1

食器のふれあう音、グラスが落ちて割れる音
そんな凄まじい音の記憶だけが残っている。
目の前で起きていたこと
私はあまり見ていないのかもしれない。
揺れているときに見えていたのは
娘達の頭と肩。
そして4日が経った。
まだまだ余震が続く。
夜も寝ているような 寝ていないような。
それでも時間はしっかりと経っていて
自分に与えられた人生の中の大事な大事な時がしっかりと刻み続けられている。
この状況で自分にできること。
小さなことを繰り返し繰り返し行うこと。
小さいけれど 自分にできることを たんたんと行っていくのみ。
大切な人、大切な友達、大切なもの。
愛おしいものには愛おしいと伝えよう。そんなことを
東北旅行の写真を見返して考えた。

何もできない 笑顔をキープするだけ EOS-1D

EOS 1D+50/1.4

例えば一人暮らしで余震がこわくって、眠れなくって。どきどきしてどうしようなとき。
twitterにつぶやくもよし、http://twitter.com/hanaphotography
facebookでコメントを送ってくださるもよし http://www.facebook.com/hanaphotography
こちらがONであればチャットにはいってくださっても。
もちろんブログにコメントいただいたりDくださっても。 http://www.facebook.com/hanaphotography
人と繋がることでの安らぎ安心感 とても大事だと思う。
私なんかでよければいつでも聞くことできるから。
リアルでつながれない時間外な真夜中、明け方。ネットの力が出てくる気がする。
そして私は妻として、母として、娘として、人として
そして写真を撮っているものとして
大きなことはできないけれど、少しでも余震の恐怖や日々の緊張から
肩の力をぬくことのできる、癒される時間を持つ場を 写真を介して提供できればと。
私も地震は恐いし、泣きたいぐらい。
でもね、私が泣いていたら子供たちはどうしようもない恐怖だけを味わう。
精一杯の虚勢をはって、精神的な動揺をみせずに
身を守る術、この地震を教訓に部屋を実際にどう変えたらいいのか
そういう小さなことをせっせとやっている。
また余震。。。

皆様がご無事でありますよう EOS 1D

EOS 1D

多くを語るまい。
地震。
多くの命が助かりますよう。
揺れている最中、すでに私より背丈の大きくなった二人の娘達の頭を抱えて机の下にいました。
ぎゅっと頭をカバーして二人を懐に抱え込むようにして。
ひたすらひたすら 大丈夫 怖くない怖くない
と言い聞かせるようにつぶやきながら 抱きしめるのでいっぱいいっぱい。
私たちはみな怪我一つなく元気です。
どうか皆様もご無事でありますよう、ひたすら祈るばかり。