● 涙ほろほろ 年に1度の逢瀬

母方のそのまた母方の父。
つまりは曽祖父母の世代で枝分かれしていった遠い親戚。
大叔母夫婦が仲人をした関係もあって、私が幼い頃から
ずっとずっと毎年お正月に年始にいらしていた。
1年に1度、そのほかで顔を合わせるのは誰かに不幸があったとき。
そんな出会いをしているおじだったが大好きだった。
お正月いらしては数時間ニコニコとやさしい笑顔と
ご自身が夢中になっていらっしゃる旅や趣味のことを
1年分たっぷりとお話になって、そして私にも どうしてたの?と。
私が母になってからはいただいていたお年玉が娘たちにシフトした。
月曜日、おじが亡くなった。
実際に会った日数は1年にも満たないけれど
回数と密度は全然違うのだと心底感じた。
涙がほろほろ 止まらない。

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