● ル・デコとモノクロームな櫻

渋谷のル・デコ
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/
で銀塩モノクロームの展示を2つ見てきた。
5階は日本屈指のプリントマンであり写真家である加藤法久さんのギャラリー・ルデコ 企画展「くらいtoくらい」
黒い壁の中、中央の椅子で加藤さんがにっこりとしていらしゃる。
見ていた方が「粒子が踊っているよぉ!」と。
黒い壁のなか、つぶされた黒とその中でチラチラ光るハイライト。
好きな作品がいくつもあって、飽きずに昼間から加藤さんたちとシャンパンに興じる。
そしてほろ酔い加減で2階へと。
やさしい笑顔でエプロン姿のロベルトさんが迎えてくれる。
2階は安達ロベルトさんの「awareness」http://www.robertadachi.com/exhibitions/awareness/awareness.htm
入った瞬間に、あーこのサイズが好きなんだと ドキドキした。
目を動かさずとも1枚が全部すーっと目にはいってくる。
展示だと大きなプリントを見ることが多いけれど、このサイズがやっぱり好きだ。
次の展示は小さなサイズでと思っていたから、なんだか安達さんのところでそのサイズに出会えて嬉しい。
よく写っているけど よく写っていない。
安達ロベルトさんならではの世界。
パリのプチホテルみたいな壁があったり、着物が衣文に掛けてあるかのような そんな展示形態の写真もあった。
肩と裾に模様があるとてもシックな櫻と睡蓮の着物・・・という感じ。
ロベルトさんがおとしてくださったコーヒーを3杯もいただいて、しゃきっとしてもう一度見る。
やっぱり好きだ。
後ろに流れる音楽も5階はアフリカンジャズ、2階はもちろんロベルトさんオリジナル。
いいんだ コレが それぞれにフィットする。
是非ごらんください。
2月からバタバタでいくつもの展示を見逃した。
久々でとても楽しく、気がついたら2フロアで4時間も過ごしてしまった。
よし やらなくちゃ! と同席した方と頷きあって ル・デコを後にした。
contax g1

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